
本記事は、YouTubeチャンネル「三本狂火」で公開した
エルデンリング考察動画の台本を全文掲載したものです。
より深く物語世界を読み解くための資料としてお楽しみください。
動画はこちらからご覧いただけます!↓
皆さまどうも、けいおっすー!三本狂火でございます!
さて、今回は前々からリクエストのございました
二本指についてを考えてまいりたいと思います!
円卓にいるあの気持ちの悪い物体
神々しい三本指さまとは似ても似付かぬ哀れな姿ですが
一体何者なのでしょうか?
またこの世界に黄金樹を遣わした
大いなる意志の手先であるようですが
二本指の祈祷と黄金樹の祈祷は
明確に区別されております
これは一体なぜなのでしょうか?
そのあたりの疑問を解決するため
今回も早速やってまいりましょう!
まず二本指を最初に目にするのは円卓ですわね
この世界では神の子供とされるデミゴッドを一体倒すと
閉ざされた円卓の扉が開き姿を見せることになります
この世界の神とは黄金樹の神であるマリカ様でございます
黄金樹の神であるマリカ様が
黄金律というこの世界の法則を司る印であるエルデンリングを
自ら砕かれたことにより
皆さまの物語は始まります
この砕かれたエルデンリングのかけらを集めて
再度構築できた者が
新たな法則を掲げてエルデの王になれるのです
そして砕かれたリングのかけらである
大ルーンを託されたのがマリカ様のご子息たちであるデミゴッド
彼らは自らの理想とする世界を築くために
互いに争いを始めやがては大きな戦争になってしまいます
ですが争いは拮抗し
お互い自分の持つ大ルーンを所持したまま
勝者のない戦争は終わりを迎えます
その戦争が終結した後の世界が
我々の冒険する世界でございますね
褪せ人の皆さまは
そんな分かたれてしまったリングのかけらを集めるため
大ルーンを所持するデミゴッドたちを倒して回り
エルデンリングを修復してエルデの王になる
というストーリーですわね
さてそんな褪せ人の皆さまが招かれたのが
円卓でございます
ここはエルデの王を目指す褪せ人が集う場所であり
王を目指すために必要な物が集まっております
円卓のメンバーをまとめるギデオン様をはじめとして
様々な人物がエルデの王になるために協力し合っているのです
最初は円卓のメンバーとして認めてもらえないのですが
デミゴッドを倒して大ルーンをひとつ入手できると
正式なメンバーとして迎えられます
円卓に認められると
いよいよ二本指のいる部屋に入ることができ
二本指と対面することが叶うのです
指という割には植物が朽ち果てたような質感
所々に生えた毛のようなものがおぞましい見た目ですわね…
人間の手であれば5本あるはずの指が
2本しかないというのも
恐ろしさに拍車をかけております
そんな二本指は人間の言葉を一切発しないのですが
隣にいる指読みのエンヤ様が
二本指の言葉を通訳してくださる存在でございます
なんでもこの二本指は
大いなる意志と交信をしており
大いなる意志の言葉を受信して
指読みを通じて翻訳して褪せ人様に伝えられます
またこの二本指はそれぞれのデミゴッドに対応しており
デミゴッド一人につき一体の二本指がいるようでございます
この狭間の地に黄金樹をもたらしたのは大いなる意志
そして二本指は大いなる意志の使いでございます
そして黄金樹の神であるマリカ様のご子息がデミゴッド
つまりデミゴッドたちは二本指を通して
大いなる意志に監視されている状態ということですわね
それぞれのデミゴッドの二本指は
神授塔と呼ばれる場所に存在しております
たとえば接ぎ木のゴドリック様の二本指はストームヴィルの神授塔に
星砕きラダーン様の二本指はケイリッドの神授塔にといった具合で
それぞれが治めておられる地域の神授塔に祀られているようですわね
ただ、モーゴットとモーグ様
ミケラ様とマレニア様のように
双子の場合は1セットとしてみなされているようで
双子に対して1体の二本指が管理しているようでございますね
これは黄金律が双子というものに対して
少なからず特別な感情を抱いているということなのかもしれません
例えば円卓のメンバーでもあるDという男は
二つの身体、二つの意志
そして一つの魂を持った独特な双子として生まれました
そんな彼の持つ剣にはこのようなテキストが書かれております
分かたれぬ双児の剣
黄金と白銀を、絡みあい結合させた剣
分かたれぬ双児は、黄金律に仕えた
それだけが、彼らを呪いと呼ばなかったから
双子の片方の魂が起きている間は
もう片方の魂は寝ていて二人が言葉を交わすことはない
そんな不思議な双子として生まれてきたDたちを
黄金律は呪いとは呼ばず受け入れたようでございますね
まるで黄金律そのものも
黄金律と白銀律のように
対応するような存在がいるかのようでございますね
黄金律では双子は1人としてみなしているのかもしれません
そんなわけで二本指は各地の神授塔にいるわけでございますが
では円卓にいる二本指は誰の二本指なのでしょうか?
おそらくこの二本指はマリカ様を監視する二本指ではないかと思います
以前ヒューグ様の動画でご紹介した内容ですので
詳細は割愛しますが
黄金樹を燃やそうとすると円卓も燃えてしまうこと
黄金樹の中にはマリカ様しかいないこと
マリカ様の導きである祝福の大元
大祝福が円卓にあることなどから考えるに
円卓とはマリカ様の意識の中の空間なのではないかと考えております
ですので円卓の二本指は
マリカ様を監視するものであるのだと考えております
さて、黄金樹へ導かれた褪せ人は
二本指に従って行動するようですわね
ここまで関係を見ていると
大いなる意志、黄金樹、二本指
この3つの要素は同じ勢力のように思えます
ただ、ここで魔法のカテゴリを見てみますと
黄金樹の祈祷と二本指の祈祷
この二種類は別のカテゴリとして登録されているのです
エルデンリングでは様々な魔法が登場いたします
例えば魔術であれば
カーリアの魔術やゲルミアの魔術、死の魔術など
出自の異なる魔術は魔術の項目の中でも
明確にカテゴリが分かれております
祈祷も同様に
狂い火の祈祷や巨人の火の祈祷、竜餐の祈祷など
カテゴリが分かれております
黄金樹や二本指が同じ勢力であれば
これらは同じカテゴリに属していてもおかしくないと思うのですが
どうも別のカテゴリになっているようなのです
これは一体どういうことなのでしょうか?
それぞれの祈祷のテキストを確認してみましょう
まずは二本指の祈祷から
魔力防護
二本指を信じる者たちの祈祷
導きの先では、あらゆる者が敵となる
僧兵も、魔術師も、古竜の騎士も、黄金の末裔も
覚えておけ。狭間は、褪せ人を歓迎していない
拒絶
二本指の信じる者たちの祈祷
褪せ人よ、導きを信じ貫くのなら
他のすべてを拒絶せよ
こちらのテキストを見るに
二本指の祈祷は全てを拒絶するようですわね
狭間は褪せ人を歓迎していないとまで言われております
大いなる意志はエルデンリングを修復するため
褪せ人を狭間に呼び寄せたのではなかったのでしょうか?
どうも話が矛盾しているように思えますわね
では黄金樹の祈祷には、そのような要素はあるでしょうか?
黄金樹の祈祷を確認してみましょう
恵みの祝福
古い黄金樹の祈祷のひとつ
かつて黄金樹は、恵みの雫を滴らせた
これはその残滓であろう
黄金樹の恵み
古い黄金樹の祈祷のひとつ
かつて、黄金樹は豊穣であった
そして、それは束の間であった
すべての生命と同じように
どうやら黄金樹の祈祷は豊穣を意味し
多くの者に恵みと祝福を与えるもののようです
これはマリカ様のお姿を模した
こちらのタリスマンのテキストからも見て取れますわよね
黄金樹の恩寵
黄金樹の特別な恩寵の象り
黄金樹の時代、そのはじまりにおいて
女王マリカは手ずからそれを与えたという
二本指の全てを否定するような祈祷とは真逆のテキストですわよね
さらに先ほどのDの不思議な双子の件についても
黄金律では呪いとは呼ばずに受け入れているようです
ただし、このテキストの祈祷は
「古い黄金樹の祈祷」であるようです
「かつて黄金樹は」というフレーズから始まっているように
黄金樹もいくつかの時系列を持っているよですわね
祈祷のテキストから察するに
最古の黄金樹の祈祷
古い黄金樹の祈祷
黄金樹の祈祷というように
大きく分けて3つの時系列が存在しているようです
まず最古の黄金樹の祈祷ですが
これはエルデの流星の1つだけですわね
狭間の地にエルデンリングが襲来したことが描かれております
そして古い黄金樹の祈祷は
マリカ様が黄金樹の神になられてすぐに信仰された祈祷です
お優しいマリカ様の祝福そのものが
恵みとなって人々に降り注いだことが表現されている祈祷ですわね
そして最後は現在の黄金樹の祈祷でございます
これはマリカ様の治世の終盤
エルデンリングを砕く前後にできた祈祷だと思われます
このように黄金樹の祈祷は
黄金樹が大いなる意志が遣わした存在である一方で
マリカ様の感情の起伏がそのまま祈祷に反映されているようなのです
一方で二本指の祈祷はどうでしょうか
二本指の祈祷は一貫して
他を拒絶するようなテキストばかりとなっております
しかもこちらのテキストでは
褪せ人をこき使うような文言まで記載されております
回復
二本指を信じる者たちの祈祷
二本指は、褪せ人に望んでいる
たとえ傷つくとも、倒れることなく
使命のため戦い続けることを
褪せ人の皆さまを歓迎していなかったはずなのに
いざ褪せ人が現れたら
傷ついても倒れずに働けとまで命じているのです!
なんというブラックな組織なのでしょうか!
果てはこんな祈祷まで存在しております
暗部の歩法
かつて円卓の暗部として
二本指に仕えた者たちの祈祷
導きを外れた、褪せ人たちの始末屋
それが暗部の任であった
なんとあろうことか二本指は
導きを外れた褪せ人を暗殺する組織まで作っていたのです!
褪せ人を歓迎していないと言っておきながら
やって来た褪せ人には良いように働いてもらい
都合が悪くなったら処分していたということです
なんという悪徳な経営スタイルなのでしょう!
しかも褪せ人を暗殺する二本指の暗部たち
使用する武器は腐敗の毒を使ったものでございます
円卓の暗部として二本指に仕えた
密使の長クレプスの使用したクロスボウには専用のボルトがございます
そのボルトには腐敗の毒が仕込まれているのです
黒鍵の杭
「クレプスの黒鍵」で用いられるボルト
繊細な工芸品のごとき、暗殺の道具
複雑に捻じられた矢先は、深く刺さり
塗り込められた朱い腐敗を、体内に送り込む
またクレプスの部下である暮れなずむライリーは
蠍の針という武器を使用します
蠍の針
大蠍の針を刃となした短剣
朱い腐敗の毒が滴っている
封じられた、外なる神の遺物を用いた
異教の祭具であるという
こちらも朱い腐敗の毒ですわね
朱い腐敗とは大地に根付き
大地そのものを腐敗させてまいります
ケイリッド地方全土が朱い腐敗に侵されていることからも明白ですわよね
さらには黄金樹すらも浸食する毒であると思われます
各地に点在する小黄金樹や
それを守護する黄金樹の化身や爛れた樹霊なども
腐敗に侵されていることからもわかりますわね
これらの意味することは
黄金樹を遣わした大いなる意志サイドの二本指は
今や黄金樹の敵となっている、ということではないでしょうか?
祈祷のテキストを見ても分かる通り
黄金樹は今やマリカ様と一体化しております
そんなマリカ様と大いなる意志は以前から敵対関係でございます
少しマリカ様の過去のお話をおさらいしてみましょう
大昔、はるか大空の彼方でマリカ様は太陽の都で古竜たちを率い
太陽の神、古竜の神として君臨されておりました
そんな太陽の都を大いなる意志が滅ぼし
都を失ったマリカ様は狭間の地の地上に降り立ち
大いなる意志への復讐のために地下世界で永遠の都を建造されます
そんなマリカ様の反逆に気づいた大いなる意志は
アステールを使って永遠の都をも破壊させてしまいます
そして大いなる意志はマリカ様が二度と反逆できぬよう
黄金樹の中に捕らえて楔として封印しました
そうしてマリカ様を無理やり黄金樹の神としたのです
ここまではわたくしの動画をいつもご覧の皆さまはご存じかと思います
この説を裏付けるため
ここから先は二本指との関係も踏まえながら考えてまいりましょう
黄金樹の神にさせられたマリカ様は
反逆の気持ちは心の内に封じたまま
はじめは与えられた黄金樹の神としての仕事をこなされておりました
これが祈祷のテキストにあった
「古い黄金樹」の時代ですわね
大いなる意志が狭間の地に遣わした黄金樹は
最初こそ狭間の皆に疎まれ敵対していた存在でしたが
マリカ様の采配の下
周りの多くの勢力を取り込むことに成功いたしました
大いなる意志の使いとしてマリカ様の監視役となった二本指も
ここまでは納得の仕事ぶりだったことでしょう
ホーラ・ルー様を伴侶として迎えたマリカ様は
彼をゴッドフレイ王としてエルデの王に任命されます
そして王の部下たちを坩堝の騎士として
坩堝の力、混じり合う生命の力は
黄金樹の原初の力として信仰されるようになっていきます
さながら疎まれていた黄金樹が
周りの勢力を吸収していった様子を
坩堝として表現しているようにも思えますわね
全ての生命をまとめあげたマリカ様の治世は
黄金樹全盛期でありました
かつて、黄金樹は豊穣であった
そして、それは束の間であった
すべての生命と同じように
というテキストからもわかるように
豊穣の時代であったようですわね
この古い黄金律の時代ではマリカ様のお力である生と死の力が
絶妙なバランスで保たれておりました
すべての生命には平等に死が訪れ
死があるからこそ、束の間の生が輝くような時代でございました
ただしそのバランスを大いなる意志が狂わせてしまいました
この世界から死の概念を取り除いてしまったのです
永遠の生だけに固執した大いなる意志のせいで
豊穣の時代は崩れ去りました
せっかくマリカ様が作り上げられた律でしたのに
余計なことをしてくれましたわね!
ここからが、古い黄金樹の時代が終わった後の
「現在の黄金樹」の時代となります
死の力、死のルーンを奪われた世界では
坩堝をはじめとする生と死の輪廻を拠り所としていた者たちは
穢れ者として扱われるようになってしまいました
こうして黄金律の世界は衰退していくことになります
マリカ様はそんな衰退していく黄金律を一度壊し
また新たな律を作り直すため
エルデンリングを破壊した、というのが物語のスタートに繋がりますわね
こうして歴史を振り返って見てみると
様々なことが見えてまいります
まずマリカ様サイドがエルデンリングを修復したい理由は
かつての「古い黄金樹」の律を取り戻したいからですわね
かつての黄金律であれば生と死の力を持っております
黄金律の神としてこの力を蓄え
神をも殺せる死のルーンの力を増幅することができれば
マリカ様は大いなる意志への復讐を果たすことができるのです
では大いなる意志がエルデンリングを修復したい理由は何でしょうか?
それは「現在の黄金樹」の律を取り戻したいからですわよね
自分を脅かす死のルーンがない世界になるからです
両者とも「エルデンリングの修復」というゴールは同じでも
その先にある目的が違っていたのです
大いなる意志サイドである二本指の祈祷のテキストによると
二本指は褪せ人さまたちを歓迎しておりませんでしたわよね
これは黄金樹の導きによって現れた褪せ人さまたちは
マリカ様の目的を成すために導きで呼び出された
ということを意味していると思います
ですがそんな褪せ人さまも、結局は二本指の目指す
エルデンリングの修復をゴールとしているために
うまく利用することにしたのでしょう
なので傷ついても倒れることなく働き続けられるように
回復の祈祷などを信仰の対象にしたのです
褪せ人さまは祝福の導きに従って
エルデンリングの欠片である大ルーンを集めることになりますが
祝福の導きとはマリカ様の導きですわよね
褪せ人の中にはその導きが見えなくなってしまう者もいるようです
マリカ様の思惑からは逸れてしまった者たちは
逆に二本指サイドに引き込むチャンスですわよね
だから二本指はそんな褪せ人を
暗部として活躍させたのですわね
暗闇
かつて円卓の暗部として
二本指に仕えた者たちの祈祷
暗部とは、導きを見失った褪せ人であった
祝福なき暗闇で、彼らは使命を求めたのだ
そしてリングの修復という目的から外れてしまった褪せ人に対しては
もう用済みなので暗殺するように仕向けたということですわね
まとめると
大いなる意志が遣わした二本指と黄金樹ですが
大いなる意志の思惑をそのまま引き継いでいるのが二本指
黄金樹はマリカ様に宿っていることで
マリカ様が復讐の対象としている大いなる意志とは
真逆の思惑に移り変わっていたということになります
大いなる意志に虐げられてきたマリカ様は
その傘下でやむなく黄金樹を育てて来られましたが
積年の恨みを晴らすための計画の一部だったというわけですね
さていかがでしたでしょうか
今回のお話をまとめましょう!
二本指は大いなる意志の遣いであり
大いなる意志の思惑をそのまま遂行するため褪せ人を導いた
黄金樹はマリカ様に宿ったことで
大いなる意志に反逆する思惑を持って褪せ人を導いた
結果、二本指と黄金樹は同じ勢力でありながら
相反する思惑を持つものとなった
こんなお話でしたわね!
なかなか複雑なお話でしたが大丈夫でしたでしょうか?
ギデオン様はこの真実にたどり着き
それでなおマリカ様の意志を継ごうとなされていたのかもしれません
ただギデオン様が見誤っていたのは
ミケラ様の正体にたどり着けず
主人公さまがただの人であると考えていたことですわね
…私は、識っているぞ
褪せ人は王とはなれぬ。たとえ、君であっても
…人は、神を殺せぬのだ
主人公様はただの人ではございません!
主人公様とミケラ様のご関係については
こちらの動画でご紹介しておりますので
こちらもぜひご覧くださいませ!
今後もまだまだ狂い火の魅力について
皆さまにご紹介していこうと思っております!
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それでは、世に混沌のあらんことを!